Word Piece 3

Tak.'s Blog

資源でも装備品でもない

19時前に、DAYSのアウトラインに書き出したDOがすべて完了。 とっても気持ちがいい。 体調さえ万全ならば、自分にはこれくらいのポテンシャルがある。ついそんなふうに思ってしまうのは、残念ながら体調が毎日万全とは限らないからだ。 というか、一昨年に自…

Scrapboxと幸福に出会うための最適なガイド

倉下忠憲著『Scrapbox情報整理術』は、情報整理ツール(と、一応言っておく)Scrapboxの待望のガイドブック。 目次は以下の通り。 Prologue ようこそScrapboxへ Chapter 1 Scrapboxの構成と入力方法 Chapter 2 Scrapboxはネットワーク構造で情報を整理する C…

ポットローストのアウトライン

実家で「焼き豚」と呼ばれていた料理が、どう考えても「焼き豚」ではないと指摘したのは妻だ。 それは祖母の得意料理で、後には母が引き継いだのだが、よく考えてみれば、たしかにそれは一般にイメージされる「焼き豚」ではない。 いちばん近いのは、おそら…

その場で考えるアウトライン:「捨てられない本」

週に1回、実家の片づけを手伝いに行っている。父が他界した後、母がひとりで住んでいる家だ。 モノが多すぎる、いらないものは捨てないと。心の底からそう思い、その結果母にもつい強く言ってしまう(そして落ち込む)。 この間は、大量の不要本をブックオフ…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』について(5) 合理的でない実用書

『アウトライン・プロセッシングLIFE』についての話、そのご。 倉下忠憲さんのメルマガ「Weekly R-style Magazine」(以下WRM)の404号(先週号ですね)で、『アウトライン・プロセッシングLIFE』を特集的に取り上げていただきました。 前週に予告されていた…

『カフェパウゼで法学を』の読後感

献本いただいた『カフェパウゼで法学を』(以下「本書」)を読んだ。 ぼくはぜんぜんアカデミックな人間ではないし、まして法学に関しては完全な素人なので、本書を「書評」することはできないけれど、いくつかのとてもポジティブな「感想」が浮かんできた。…

たぬきと存在

幼稚園に通っていた頃、「家でたぬきを飼っている」と主張して先生に怒られたことがある。みんなの前で「嘘はよくないわね」というようなことを言われた。 ぼくは嘘などついていなかった。ぼくの家では「たぬき」という名前の猫を飼っていたのだ。 ■ 家に帰…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』について(4) レベルアップと収束

『アウトライン・プロセッシングLIFE』についての話、そのよん。 前々回の記事で、『アウトライン・プロセッシングLIFE』がマンダラートから受けた影響について書いたんですが、今回はアウトライン・プロセッシング全般についてマンダラートから受けた影響の…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』について(3) 割り込みへの対処の話

新刊『アウトライン・プロセッシングLIFE』についての話、そのさん。 本書の「実用サイド」のハイライトのひとつが、DAYSのアウトラインの上で優先順位を常に更新しながら「割り込み」に対処するところです。 後半では「それだけじゃ足りないよね」という話…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』について(2) マンダラートの影響

新刊『アウトライン・プロセッシングLIFE』についての話、そのに。 Twitterである方に指摘されたのですが(そして一撃で見抜かれたことに驚いたのですが)、本書には出発点となったブログ記事があります。 こぼれ落ちていくもの、五感を使うこと、ネガティブ…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』について(1) 過程の物語

新刊『アウトライン・プロセッシングLIFE』についての話、そのいち。 ■ 本書はいちおう「実用書」の体裁を取っています。 もちろん、アウトライン・プロセッシングについての実用書ではあるんですが、実用書の意味がその対象について最短距離で説明するとい…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』出版しました

こちらでの告知が遅れてしまいましたが、新刊のお知らせです。 タイトルは『アウトライン・プロセッシングLIFE 〜アウトライナーで書く「生活」と「人生」』。KDPによるセルフ・パブリッシングです。 ランディングページはこちら Amazonの商品ページはこちら…

道具と方法論を持たなかった父の断片への敬意

父の遺品を整理していて、父が膨大な量の文章を書き残していたことを知る。 正確にいうと、文章というよりも文章の断片。書こうとした論文の原稿、書こうとした本の原稿、やろうとした翻訳の原稿、まとめようとした考察の原稿、その下書き、メモや覚え書き、…

「必要に応じて人を押しのけ、優位なポジションを確保できる自分」

人に道を譲るクセがある。 狭い歩道で前から人が来ればたいてい道をあけるし、ドアは後ろの人のために開けて待っているし、エレベーターではほとんど必ず最後に人が降りるまでドアの脇で「開」ボタンを押している。 とりわけ良い人だったり、洗練されたマナ…

他人のクリア

クリアでない人と話をする悲しさともどかしさと苛立ちについて。 今日こそは苛立たないと自分に言い聞かせながら出かける。でも、圧倒的にクリアでない人の前で、それは通用しない。 しかしもちろん、他人がクリアでないことに苛立つ権利なんかない。 他人が…

クリアについて2018

ずいぶん長いこと、「クリア(clear)」というのが、個人的な生活と人生のキーワードみたいになっている。クリアというのは「明快な、はっきりした」というような意味だ。 年齢を経るほど、その重要性についての確信はより強いものになる。もちろん、自分が…

謙虚であるのが難しいこと

おそらく、謙虚であることがもっとも難しい物ごとのひとつは、自らの肉体的・精神的キャパシティだ。 他の面ではとても謙虚な人が、そのことになるとしばしばその謙虚さを発揮しない。 ■ 自分に与えられたキャパシティだと当たり前のように思っているものの…

ホテル街

ある日の午後、某駅近くのラブホテル街を歩いていた(ときどき仕事をするカフェから駅へと向かう近道なのだ)。 前方のホテルから、20代前半くらいと思われる、特に派手でもなく地味でもない服装の女の人が出てきた。 慣れた感じでひとり、でもちょっと気配…

ノスタルジック

横浜駅のJRの切符売り場で30代くらいのカップル(夫婦なのかどうかはわからない)が、路線図をふたりで指さしながらああでもない、こうでもないと議論していた。 都内のどこかへ行くルートを検討しているようだった。 しばらくして結論が出たらしく、ふたり…

アウトライナーフリーク的ノートテイキング

昔から、アウトライナーは「ノートを取ること」にもっとも適した道具のひとつだと思っている。 ノートと言ってもいろいろあるけど、ここでは「人の話」、たとえば口頭中心の講義や講演のノートを取ることについて考えてみる(数式や図表がたくさん出てくる場…

普通に近いかもしれない新しい試み

今年になってから、寝がけに15分くらい、手書きでフリーライティングすることが日課になっている。 決まりは、冒頭に日付を書くことだけ。後は何を書いてもいい。 まるで日記みたいだし、場合によっては日記そのものなのだが、「出来事」を書くとは決まって…

「ごめんなさい」

「タクシーで帰って2時すぎに寝て4時半に起きて始発で出社する」という生活が、もう長いこと続いていた(職場に泊まるのはどうしても嫌だった)。 ■ その日も始発(地元駅を5時2分に出発する)に間に合うように長い坂道を走っていた。 駅構内の踏切は、まだ…

こたつを持たない猫たち

世界には二種類の猫がいる。こたつを持つ猫と、こたつを持たない猫だ。 寒い夜には、公園や街角の駐車場で出会う、こたつを持たない猫たちのことを思う。 キャットフードを持ってるわけでもない、寝床を提供するわけでもない通りすがりの者にも、呼べば大き…

私的通学鞄のイノセンスとセンス

1980年、米国から日本の小学5年生に転入するひとり息子は、「ランドセル」というものを持っていなかった。 両親は、JALの大きな鶴丸マークのついた青い肩かけカバンを、通学鞄として彼に与えた。 70年代以前の生まれの人はきっと知ってる。http://www.hatago…

名前をつけない上位階層

この一年の自分にいろいろと思いを馳せたりしないこともないのだが、「目標」とか「夢」とか、そういう名前のつく立派なものではなく、リアルに感じるのはいつも、小さくて漠然としたイメージの集合体だ。 たとえばもっと音楽を聴くことだったり、もっと笑う…

時間と選択に関わる情報

昔の知り合いとひさしぶりに会ったとき、「何年ぶりで会ったから」とか「同級生だったから」などというだけの理由で開示したくないし、開示されたくもない情報がたくさんある。 決して人が嫌いなわけではないけれど、主に時間の経過と人生の選択に関わるそれ…

引っ越してきました

10年続いた旧ブログ「Word Piece」からこちらに引っ越してきました。 2018年から暫定的にnoteに記事を投稿していましたが、今後はこちらが中心になります。 アウトライナーについての本などを書いています。 ブログの記事は旧ブログと変わらず雑多なピースで…