Word Piece 3

Tak.'s Blog

Thoughts

「結婚はいいぞ」と言わなくなった

誤解のないように書いておくけど、「結婚はいいぞ」と言わなくなっただけであって、そう思わなくなったわけではまったくない。 ■ 十年くらい前まではことあるごとに「結婚はいいぞ」と発言していた。それが比較的早く(と思う)結婚した自分の努めとさえ思っ…

(a sense of) 全盛期

ある後輩からの質問:「自分の全盛期っていつだったと思いますか?」 なぜすでに全盛期を過ぎた前提なんだろうとは思うが(笑)。 じゃあ、この先に全盛期がやってくるのだろうかと考えると、あまり想像がつかない。「常に今が全盛期だぜ!」と強弁する気に…

かわいそうな作文をリライトする

何年か前に旧Word Pieceに書いた「九歳のフリーライティング」という記事。 小学校の作文を書くとき、「頭に浮かんだことをそのまま書けばいい」と言われて本当にその通りにすると、ぜったいに書き直しになるという話。 あらためてそのときの作文を再掲して…

「ひとり」であるためのガイド

20代後半から30代前半にかけて、地方に行くことが仕事みたいなものだった。 いつも収入に不安を抱えていて、家族の健康にも不安を抱えていて、でも不思議と思い出して嫌な感じはしない。 たぶん、「ひとり」でいろんなことをしていたからだ。 その後会社員に…

古き良き時代の話の良きこと

小学生のころ、「オトナになったらなりたい職業アンケート」みたいなものがあって、ぼくはそこに「サラリーマン」と書いた。 特になりたい職業も思いつかなかったので父の職業を書いただけ(いや、サラリーマンは職業じゃないのだが)。 当時のクラスメート…

仕事(として行う行為)と欲望

人間は、欲望と完全に無関係なことを長く続けるようにはできていないのだと思う。 残念ながら多くの人にとっての「仕事」は「欲望と無関係なこと」に該当する。いや、仕事は金銭的報酬を得るためにするはずであり、金銭的報酬は欲望を満たすための大切な要素…

人と仕事をすること

自分には人と共同で仕事をすることに関するトラウマみたいなものがあるのかもしれない、と思う。 若い頃は人のやり方に全面的に合わせるか、自分のやり方で突っ走るかしかできなかった。どっちもあまり良い結果は生まなかった(主として感情的な面で)。 そ…

できることとできないことのピース

人はできることしかできないのだからできることから始めるしかない ■ できないことに挑戦するのは尊いことだ人はできることしかできない ■ そのはざま ■ できるようにならなければならないできるようになれるはずだできるようになりたいできないとはずかしい…

アナザーサイド

テレビは下らない、とその人は言う。 わたしは(概ね)同意する。 どの番組のどこがどのように下らないかをその人は克明に描写する。 テレビに詳しいんだなあとわたしは感心する。 ■ 立派な行いをしたり、優れた成果をあげた日本人がいるという事実が、なぜ…

リスペクト

わたしの闘いを他人は知らない。他人の闘いをわたしは知らない。あなたの闘いを他人は知らない。他人の闘いをあなたは知らない。わたしの闘いをあなたは知らない。あなたの闘いをわたしは知らない。知っていることは知らないことだけ。だからリスペクトでき…

たぬきと存在

幼稚園に通っていた頃、「家でたぬきを飼っている」と主張して先生に怒られたことがある。みんなの前で「嘘はよくないわね」というようなことを言われた。 ぼくは嘘などついていなかった。ぼくの家では「たぬき」という名前の猫を飼っていたのだ。 ■ 家に帰…

道具と方法論を持たなかった父の断片への敬意

父の遺品を整理していて、父が膨大な量の文章を書き残していたことを知る。 正確にいうと、文章というよりも文章の断片。書こうとした論文の原稿、書こうとした本の原稿、やろうとした翻訳の原稿、まとめようとした考察の原稿、その下書き、メモや覚え書き、…

他人のクリア

クリアでない人と話をする悲しさともどかしさと苛立ちについて。 今日こそは苛立たないと自分に言い聞かせながら出かける。でも、圧倒的にクリアでない人の前で、それは通用しない。 しかしもちろん、他人がクリアでないことに苛立つ権利なんかない。 他人が…

クリアについて2018

ずいぶん長いこと、「クリア(clear)」というのが、個人的な生活と人生のキーワードみたいになっている。クリアというのは「明快な、はっきりした」というような意味だ。 年齢を経るほど、その重要性についての確信はより強いものになる。もちろん、自分が…

謙虚であるのが難しいこと

おそらく、謙虚であることがもっとも難しい物ごとのひとつは、自らの肉体的・精神的キャパシティだ。 他の面ではとても謙虚な人が、そのことになるとしばしばその謙虚さを発揮しない。 ■ 自分に与えられたキャパシティだと当たり前のように思っているものの…

こたつを持たない猫たち

世界には二種類の猫がいる。こたつを持つ猫と、こたつを持たない猫だ。 寒い夜には、公園や街角の駐車場で出会う、こたつを持たない猫たちのことを思う。 キャットフードを持ってるわけでもない、寝床を提供するわけでもない通りすがりの者にも、呼べば大き…

名前をつけない上位階層

この一年の自分にいろいろと思いを馳せたりしないこともないのだが、「目標」とか「夢」とか、そういう名前のつく立派なものではなく、リアルに感じるのはいつも、小さくて漠然としたイメージの集合体だ。 たとえばもっと音楽を聴くことだったり、もっと笑う…

時間と選択に関わる情報

昔の知り合いとひさしぶりに会ったとき、「何年ぶりで会ったから」とか「同級生だったから」などというだけの理由で開示したくないし、開示されたくもない情報がたくさんある。 決して人が嫌いなわけではないけれど、主に時間の経過と人生の選択に関わるそれ…