『アウトライン・プロセッシングLIFE』出版しました

こちらでの告知が遅れてしまいましたが、新刊のお知らせです。

タイトルは『アウトライン・プロセッシングLIFE 〜アウトライナーで書く「生活」と「人生」』。KDPによるセルフ・パブリッシングです。

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『アウトライン・プロセッシング入門』の、そして『アウトライナー実践入門』の続編であり、応用編です。

テーマは、前2作で少し触れた「生活のアウトライン/ライフ・アウトライン」と呼んでいたアウトライン。

6月29日の発売ですが、ありがたいことにすでにいくつかの感想・レビューなどもいただいております。

本書は「タスク管理」の話からスタートします。でも、「アウトライナーによるタスク管理」の本ではありません。

タスクを扱う話も(かなりみっちりと)入ってはいますが、本書はあくまでもアウトライン・プロセッシングの本です。 

「生活のアウトライン/ライフ・アウトライン」が生まれるまでの過程の物語であり、アウトライナーで文章を書き、考えること、つまりアウトライン・プロセッシングの実例集です。

 『アウトライン・プロセッシング入門』のときに「もう少し見本が見たい」という声をいただいたことを踏まえ、今回は大量のスクリーンショット(94枚!) 使って、さまざまなアウトライン操作の過程を徹底的に見ていただくようにしています。

詳細な目次はランディングページを見ていただくとして(一部の内容も読めるようになってます)、ここでは雰囲気を感じていただくために各パートのリード文を並べてみます。

本編の前に……アウトライン・プロセッシングミニ入門

本編に入る前に、アウトライナーとアウトライン・プロセッシングについて簡単におさらいしておきます。

Part1 アウトライナーフリーク的タスク管理論

タスクを扱うツールとしてのアウトライナーの特性を考えることとから、タスクではなく「DO(やりたいこと、やるべきことについての思考)」を扱うアウトラインが生まれます。

Part2 DOの全体像をクリアにする「ALL」

「DOを扱うアウトライン」の第一の機能は、自分が抱えているDOの全体像をクリアにすることです。実際のDOを〈シェイク〉しながら、自分のDOに最適な構造を導き出していきます。

Part3 今日をクリアにする「DAYS」

「DOを扱うアウトライン」の第二の機能は、「今日をクリアにする」ことです。常に変化する状況の中で、今日のDOとその優先順位をクリアにすること、そして一日を通じて流れていく思考をキャッチし、深めていくことです。

Part4 アウトライナーフリーク的タスク管理論・追記

ここまで「DOを扱うアウトライン」を作ってきて、「タスク管理」について、あらためて気づいた点がいくつかありました。後半に入る前に追記しておきます。

Part5 アウトライナーフリーク的「重要なこと」

DAYSでは「重要度にもとづいて」DOに優先順位をつけたはずでした。でも、本当にそうだったのかという違和感が消えないのも事実です。その違和感から、「重要なこと」をクリアにするアウトラインの必要性がわかってきます。そして「重要なこと」をクリアにすることとは、まさに文章を書くことです。

Part6 「重要なこと」をクリアにする「BE」と「AS」

自分の中に眠っている言葉を引き出し、クリアにしていくアウトライン・プロセッシングから、「重要なこと」をクリアにするアウトラインが生まれます。それは優先順位の基準になります。

Part7 「DOのアウトライン」から「ライフのアウトライン」へ

ここまでのアウトラインをあらためて眺めてみると、もはや「DOを扱うアウトライン」とは言えないものになっていることがわかります。

CLEAR(2018)

本編は以上で終わりですが、ライフをクリアにするアウトライン「CLEAR」はその後も変化し続けています。2018年3月現在の内容をあらためて紹介します。

アウトライン・プロセッシングLIFE

朝、その日最初のコーヒーを飲みながらアウトライナーでCLEARを開く ──


すこし、伝わったでしょうか。

ということで、アウトライナー、そしてアウトライン・プロセッシングの深遠な世界に興味のある方は、ぜひ。

なお、「続編」ではありますが、以前の本を読んでない方も楽しめるように、冒頭に「アウトライン・プロセッシングミニ入門」をつけました(しんせつだ!)。

ここ数か月は、(生活のための受注仕事を別にして)本書の作業にかかりっきりになってしまい、6月はWordPiece史上はじめて更新がない月になってしまいました。

7月からは、通常モードに戻ります。しばらくは、本書に関するもろもろについて書きたいと思います。

まずは文章のトーンを元に戻さないと……。