実家で「焼き豚」と呼ばれていた料理が、どう考えても「焼き豚」ではないと指摘したのは妻だ。
それは祖母の得意料理で、後には母が引き継いだのだが、よく考えてみれば、たしかにそれは一般にイメージされる「焼き豚」ではない。
いちばん近いのは、おそらく豚肉の「ポットロースト」というもので、実際にそれはハイカラ好きだった祖母がどこかで覚えてきた、昭和の日本の家庭で作れるよう手順と素材が簡略化された「ポットロースト」だったのだと思う。
で、それはとってもおいしい。
ひとり暮らしの母がそれを作ることはもうないので(作っても食べきれない)、自分で覚えることにして、母にレシピを教わった。
「ポットローストを作る」というDOは、もう1年近くALLのアウトラインの中で、DAYSのアウトラインに移される機会をうかがっている。
もちろん、DOの下位階層にはレシピが組み込んである。
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『アウトライン・プロセッシングLIFE』を読んだ人だけわかる小ネタ。