プリントアウト上で編集する小さなテクニック

この記事は『書くためのアウトライン・プロセッシング』で「未使用」に落ちた(最終的に使われなかった)ピースを元にしています。 以下のツイートからアイデアをいただきました(「プリントアウトチェックのテクニック」分ですね)。ありがとうございます。…

(男の約束)

子供と大人の中間くらいの年の頃、ある件について父から「男の約束だぞ」と言われたその響きがどうにも居心地悪くて返事をしなかったことがあった。 それは家族の事情に関連したかなり重要な件について父と率直に話し合った後のことで、その結論自体に異論は…

Fくんに目を開かれた話と褒められた話(暗に階層を上がる話)

修士課程にいた頃、週1回の研究会の後によく二人で飲んでいたFくんという人がいた。 年は少し下。研究会に来ていた他の研究室の後輩、みたいな関係だったと思う。ちなみによく二人で飲んでいたとさらっと書いたけど、ぼくが人と積極的に飲みに行くというのは…

アウトライナーのズーム機能についての個人的見解

こちらのツイートを拝見しての記事。 なお、ズームによってコンテキストを一時的に断つことの効能は、Tak.さんの本で明確に示されていると思います。《ついついその要素をすべて使いたくなってしまう》のを防ぐこと。『書くためのアウトライン・プロセッシン…

自分の存在が流動的に感じられる場所

カフェに一時間半ほど座ってノートを開き、ペンでいろいろと書きながら考え事をする。 手書きのフリーライティング。 あれこれと考えを巡らせる類いのことは、家の机よりもいつも作業をするコワーキングスペースよりもこういう場所がいい。 自分の存在が流動…

「書くためのアウトライン・プロセッシング」フルバージョンと簡易版

『書くためのアウトライン・プロセッシング』では、アウトライナーの機能を生かして発想を引き出し、文章へと変換する技術とプロセスについて書いています。 でも考えてみれば、わたしたちが文章を書くシチュエーションの多くでは、そういうものを必要としな…

伝えることについての不連続なピース

高い熱量と読みやすい/魅力的な文章があればさほど興味のない内容でも読めてしまう。 ■ Aについて知りすぎている人が知りすぎているが故に語れないでいるうちに、Aについて少し知っている人が本を書く、みたいなことがある。 これが悪いことかというと必ず…

アウトライナーのアイデアプロセッサ性

「アウトラインプロセッサ(アウトライナー)」と「アイデアプロセッサ」はどう違うのかという話題が昔からあります。 「アイデアプロセッサ」はそもそも最初のアウトライナーであるThinkTankのキャッチフレーズとして使われた言葉なので、当初から同じもの…

シェイクはどうやって終わるんですか?

『書くためのアウトライン・プロセッシング』で 書きたいと思っていたことのひとつが 「シェイクはどうやって終わるのか」ということです。 「シェイク」はTak.のアウトライナー本を読んでくださっている方ならおなじみ、自由なアウトライン・プロセッシング…

アウトライナーは何の役に立つか(例)

発想はリニアではない。 思いもリニアではない。 時間はリニアである。 わたしたちは時間の中に生きている。 だから発想を伝える文章はリニアになる。 思いを実現する行動もリニアになる。 多くの苦労がノンリニアとリニアの変換に関わっている。 そこでアウ…