【告知】『佐々木さん、自分の時間がないんです』発売しました

告知です。

佐々木正悟さんとの共著(対談)『佐々木さん、自分の時間がないんです』がダウンロード可能になっています。KDPによるセルフパブリッシング、Kindle Unlimited対象です。

表紙とタイトルを見てもらえればわかるように、本書は7月に出た佐々木さんとごりゅごさんとの対談本『佐々木さん、記録って何の役に立つんですか?』の姉妹編です。表紙デザインも前回と同様はるなさん(@haruna1221)にお願いしています。

Tak.は前作で対談テキストの構成&編集という形で関わっていたのですが、その内容にインスパイアされて(ごりゅごさんによる秀逸なタイトルからの影響も大きかった)、今回はTak.が佐々木さんに聞きたいことをじっくり聞く内容になっています。

テーマは「自分の時間」。

「好きなこと」をしたり、あるいは家族や大切な人と過ごすための「自分の時間」が足りない。自分にとってどうでもいい「小さいこと」に時間を取られて「重要なこと」をする時間が取れない。そんな感覚を持っている人は多いはずです。

その問題をなんとか打開するために、タスク管理やライフハックに興味を持った(そして、たとえば佐々木正悟さんの本を手に取った)という人もたくさんいるでしょう。

しかし、その切実な悩みに対して佐々木さんは「自分の時間はゼロでも差し支えないんですよ」と言い放つのです。実にさらっと。

以下は、佐々木さんによる本書の「まとめ」からの引用です。

結論として「自分の時間がない!」と嘆いている人は、

1.他人からの依頼に可能なかぎり対応する
2.自分の身体からの要求に可能なかぎり対応する

ことによって、悩みの大半が解決されるはずです。
とくに「1」については、多くの人が逆に考えてしまっています。

 

「他人からの依頼」を可能なかぎり排除、もしくは短時間で応対し、なるべくたくさんの「自分の時間」を確保しなければいけない、と考えているのです。

 

この「戦略」は、誰でもすぐに考えつくものですが、もしこれでうまくいくのであれば本書を手にとらないでしょうし、「タスク管理」が必要だとは思わないでしょう。

「自分の時間はゼロでいい」と言われても、もちろん簡単に納得はいかない。なぜそんなことが言えるのか。納得いくまで佐々木さんに質問をし、語ってもらったのが本書の対談です。

これまでの佐々木さんの考え方に対するTak.の感覚は、「時に非常に納得し、時に相いれない」というものでした。その点は今も変わっていません。

でも、今回の対談からは間違いなく重要な示唆を受けたし、ライフ(拙著『アウトライン・プロセッシングLIFE』に書いた意味での)に対する考え方に少なからず影響を受けました(そしてアウトラインは変化することになるでしょう)。

本書で展開された佐々木さんの考え方は、ついつい深く考えずに使ってしまう「重要度」とか「優先度」というタスク管理でおなじみの概念を、あるいはタスク管理の常識自体を揺さぶるものです。

「自分の時間が足りない」ことに悩んでいる人、そのためにタスク管理やライフハックを学ぼうと思っている人は、ぜひ触れてみてください。

姉妹編『佐々木さん、記録って何の役に立つんですか?』を読んだ方も、本書の後にあらためて読みなおしてみると、また新たな発見があると思います。

 


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