是正とライフ

自分自身の行動に対して「我ながらちょっと不誠実だな」と思っていたことがあった。口で言っていることと実際にやっていることが整合していないと自分でわかっていたけれど、まあいろいろ理由があってそのままになっていた。

波風立てたくないとか嫌われたくないとかのエゴ的な理由もあるし、オトナの社会的振る舞いとしてまあ常識の範囲内だよねというご都合主義的言い訳もあったと思う。

先日、その行動を是正した。

きっかけは、夜中に妻とライフに関するわりにディープな会話をしたことだった。そのこと自体は上の話とはまったく無関係なのだが、妻との会話の中で正しい言葉を探しているとき唐突に「自分がしてきたあの行動は本当に不誠実だ」とあらためて、とても強く思ったのだった。

だからその日のうちに是正した(それくらい簡単に是正できることだった)。

是正してどうなったかというと、特に何も変わらない。変わらないけど、自分の存在と行動についてのポジティブな感覚がほんのわずかに増したような気はする。

ライフの中ではそれなりに意味のあることだ。