アウトライナーフリーク的ノートテイキング

昔から、アウトライナーは「ノートを取ること」にもっとも適した道具のひとつだと思っている。 ノートと言ってもいろいろあるけど、ここでは「人の話」、たとえば口頭中心の講義や講演のノートを取ることについて考えてみる(数式や図表がたくさん出てくる場…

普通に近いかもしれない新しい試み

今年になってから、寝がけに15分くらい、手書きでフリーライティングすることが日課になっている。 決まりは、冒頭に日付を書くことだけ。後は何を書いてもいい。 まるで日記みたいだし、場合によっては日記そのものなのだが、「出来事」を書くとは決まって…

「ごめんなさい」

「タクシーで帰って2時すぎに寝て4時半に起きて始発で出社する」という生活が、もう長いこと続いていた(職場に泊まるのはどうしても嫌だった)。 ■ その日も始発(地元駅を5時2分に出発する)に間に合うように長い坂道を走っていた。 駅構内の踏切は、まだ…

こたつを持たない猫たち

世界には二種類の猫がいる。こたつを持つ猫と、こたつを持たない猫だ。 寒い夜には、公園や街角の駐車場で出会う、こたつを持たない猫たちのことを思う。 キャットフードを持ってるわけでもない、寝床を提供するわけでもない通りすがりの者にも、呼べば大き…

私的通学鞄のイノセンスとセンス

1980年、米国から日本の小学5年生に転入するひとり息子は、「ランドセル」というものを持っていなかった。 両親は、JALの大きな鶴丸マークのついた青い肩かけカバンを、通学鞄として彼に与えた。 70年代以前の生まれの人はきっと知ってる。http://www.hatago…

名前をつけない上位階層

この一年の自分にいろいろと思いを馳せたりしないこともないのだが、「目標」とか「夢」とか、そういう名前のつく立派なものではなく、リアルに感じるのはいつも、小さくて漠然としたイメージの集合体だ。 たとえばもっと音楽を聴くことだったり、もっと笑う…

時間と選択に関わる情報

昔の知り合いとひさしぶりに会ったとき、「何年ぶりで会ったから」とか「同級生だったから」などというだけの理由で開示したくないし、開示されたくもない情報がたくさんある。 決して人が嫌いなわけではないけれど、主に時間の経過と人生の選択に関わるそれ…

引っ越してきました

10年続いた旧ブログ「Word Piece」からこちらに引っ越してきました。 2018年から暫定的にnoteに記事を投稿していましたが、今後はこちらが中心になります。 アウトライナーについての本などを書いています。 ブログの記事は旧ブログと変わらず雑多なピースで…