2020-01-01から1年間の記事一覧

動画編集を眺めながら文章について考える

最近、動画編集ソフトのチュートリアル動画や比較動画をよく眺めている。たとえばFinal Cut Pro XとかAdobe Premiere Proとかそういうやつ(もちろんiMovieでも構わない)。 別に動画編集に目覚めたわけではない。 『書くための名前のない技術 case 3 千葉雅…

いかに努力してもそうはならなかった人へのヒント

佐々木正悟さんとの新刊『佐々木さん、自分の時間がないんです』について、前回の記事では、ぼく自身がポイントだと思った部分を挙げたわけですが、他にもポイントはたくさんあると書きました。ということで、もう少しその話をします。 ■ 会話の中に『7つの…

『佐々木さん、自分の時間がないんです』の個人的ポイント(あるいはアウトライナーフリーク的確信)

佐々木正悟さんとの対談『佐々木さん、自分の時間がないんです』について、佐々木さんが以下の記事を書かれています。 cyblog.jp 詳細は記事を読んでいただければと思うのですが、面白いと思ったのは、佐々木さんが記事の中で「本書の1つのポイント」として…

【告知】『佐々木さん、自分の時間がないんです』発売しました

告知です。 佐々木正悟さんとの共著(対談)『佐々木さん、自分の時間がないんです』がダウンロード可能になっています。KDPによるセルフパブリッシング、Kindle Unlimited対象です。 表紙とタイトルを見てもらえればわかるように、本書は7月に出た佐々木さ…

モードを再現するメモ

書こうと思っても書くことは頭に浮かんでこないくせに、書こうと思っていないときに限って書くことを思いつく。あるいは書けそうな感覚がやってくる。 その場に書くための道具や環境さえあれば、そのまま書けそうな気がする。でも多くの場合それはない。ある…

結果が出る(私的再定義)

結果を出さなきゃ意味がない 駅のホームで「どんなときも結果を出さなきゃ意味がないんだからな」という(かなり強い調子の)声が聞こえてきた。それは中学生くらいの男の子に向けたお父さんの声だった。 具体性のない、一般的な「結果」 「結果を出さなきゃ…

答えが出ないランダムノート

「答えが出ない」なんていうと、あまり良い状況ではないように思えるかもしれない。 ■ 最後まで答えが出ないまま進行して終わること、答えが出ていないにもかかわらず結果としては意外に悪くないということが、世の中にはけっこうある。 ■ 「答えを出さなけ…

魅力的な目次

1 魅力的な目次というものがある。 本の目次の話だ。 目次が魅力的な本に出会うと単純にうれしくなる。 人生が少し豊かになったような気持ちになる。 2 単にコンテンツのガイドというだけでなく、ひとつのメッセージを帯びた作品のようになっている目次。 上…

近況など

おそらくWord Piece史上もっとも更新が途絶えたわけですが、普通に元気です。 生活と仕事のリズムががらっと変わり(コロナ渦的な意味で)、いっぽうで最近は人といっしょに文章を作る作業が多く、ブログを書くモードになかなかスイッチできなくなっていたと…

仕事をそんなふうに「わかっていた」ことは一度もない

前職では人前で何かをしゃべる機会というのがけっこうたくさんあって、それがとても苦手だった。 企画のプレゼンとかもそうだし、もっと小さい規模で顧客に向かってデータを説明するとか、社内会議でプロジェクトの進行状況や予算の説明をするみたいなことも…

流動的で儚いpiece

アウトライナーは「断片」を扱う。文書や思考やその他アウトライナーで操作の対象とするものの断片だ。 この「断片」という言葉は英語のpieceをイメージしている。以前も書いたことがあるけれど、pieceというのは不思議な言葉で、「部分(正確には切り離され…

ランダムノートについてのテーマを持ったランダムノート

旧WordPieceには「ランダムノート」というジャンルの記事があった。 特にそういうカテゴリーを設けていたわけではないけれど、折りに触れて「ランダムノート」と題された記事が書かれたし、そう題されてはいなくても内容がランダムノートであるという記事は…

【告知】やままさんの『喫茶アメリカンについて言いたいことやまやまです』

編集をお手伝いさせていただいた、やままさんの新作『喫茶アメリカンについて言いたいことやまやまです― 5年間の主観たっぷり研究記録』が発売されております。 KDPによるセルフパブリッシングです。 大作です。 5年間にわたって東銀座の「喫茶アメリカン」…

【告知】『書くための名前のない技術 Case 3 千葉雅也さん』発売しました

電子書籍(KDP)新刊の告知です。 Tak.がゲストの方を招いて「文章の書き方」についてインタビューするシリーズの第3弾。今回は千葉雅也さんです。 書くための名前のない技術 Case 3 千葉雅也さん 果たして自分に消化できるのか不安でしたが、なんとかなった…