2022-01-01から1年間の記事一覧

アナログでは不可能なアナログ的操作

ライティング/ノートツールに関してはアナログとデジタルの中間領域みたいなところがけっこう重要な気がする(「手動で並べ替える」とか「テキストを色分けした後で特定の色の部分を抜き出す」みたいな)。 — Tak. (@takwordpiece) 2022年10月13日 ぼくは本…

是正とライフ

自分自身の行動に対して「我ながらちょっと不誠実だな」と思っていたことがあった。口で言っていることと実際にやっていることが整合していないと自分でわかっていたけれど、まあいろいろ理由があってそのままになっていた。 波風立てたくないとか嫌われたく…

説明の呪縛を取り外すフリーライティング

わかっていないときには理屈で考えようとしない方がいい。 けっこう昔、複数回の失敗を通じてそのことを学んだ気がするのだが、それでも時に理屈で考えようとしすぎてしまう。 あるいは「説明」しようとしてしまう。 説明するために理屈で考えようとしてしま…

好きだったもののひとつ

昔好きだった場所をひさしぶりに歩いて、その場所で好きだったものがほとんど無くなっていることをあらためて確認する。 ずっと前からわかっていたことではあるけれど、年齢を重ねるということは、好きなものが消えていく経験の連続なのだ最近思う。 もちろ…

責任(ランダムノート)

無責任の前には仕事術など何の役にも立たない。 ■ 無責任に見える人の中には単に他人に興味がないだけの人がいる。 ■ かつて勤めていた会社(A)の病的に細かい完成度を誇るあり方と、かつて勤めていた会社(B)の不可能を気合いで可能にすることを誇るあり方と…

想定を超えた(?)アウトライナーの使い方

倉下忠憲さんの以下の記事で言及していただいたTak.の「細かすぎるほど文を分割する」書き方について。 以下、ちょっと長いけど引用する。 その姿を実際に見たことはないが、Tak.氏はアウトライナーで細かすぎるほど文を分割することがあるらしい。単語や助…

T町とS町とM町

実家のあるT町に足を踏み入れることが年々きつくなってきている。 何がどうきついのかということを言葉で説明すること自体がすごくきついのだが、簡単に言ってしまえば町の変化と自分の変化(あるいは不変化)が合わさった何かということになると思う。 T町…

おもねり

少し前に「特定の状況下で人におもねってしまうことがある」という指摘を妻から受けたのだが、自分には確かにそういうところがある、と思う。そんなつもりは毛頭ないのだが、結果的にそうなっていることが確かにある。そのことをずっと考えている。 — Tak. (…

ノウハウの実用性と理屈を超越した何か

タスク管理や知的生産の手法について語るときに難しいのは、理屈と実用性が必ずしも一致しないことだ。理屈がこのように正しいのだから(たとえばシステムやワークフローがロジカルに設計されているから)必ずうまくいく、というものではない。 「理屈の上で…

教訓のアウトライン2022(操作中)

快楽を大事にしながら真剣かつ誠実に時間をかけて実行し、結果と自分をリスペクトする やらなければ分からないことがある やって分かったことは信頼した方がいい やって分かったことが正解とは限らない やって分かったことが全てとは限らない 結果はすぐには…

アウトライン・プロセッシングがセルフコーチングだという話

以下の2つの記事で『アウトライン・プロセッシング入門』と『アウトライン・プロセッシングLIFE』を紹介していただいた。 www.forest-of-freedom.com www.forest-of-freedom.com そして「生活のアウトライン(ライフ・アウトライン)はセルフコーチングであ…

どこかに決定的な断絶がある

二十歳の頃のことについて、あの頃ってコドモだったよねえという話を妻としていたのだが、もちろんその当時自分たちのことを「コドモだな」と思っていたわけではない。 そのときはそう思っていなかったけれど後から思い出すと明らかにコドモというのが、まあ…

効率がすべてではないことを効率悪く表現する

効率がすべてではない。 なんて言うとあまりにも陳腐に響くので口にする気にはならないけれど、それはとても重要なことだ。 効率を追求することで削り落とされるものの中には、時に非常に大切なものが含まれている。 ■ もちろん、効率が重視される場で効率を…

倉下忠憲さんとの共著『Re:vision』が発売されました

倉下忠憲さんとの共著『Re:vision:タスクリストとアウトライン』が発売されています。 Kindle Unlimited対応です。2020年にnoteで共同連載したものがベースになっていますが、電子書籍化にあたって大幅に改訂・再構成されています。 表紙は不思議な経緯を経…

「本物」の見本、あるいは現実の作業の規模の大きさと複雑さ

もしぼくがアウトライナーの使い方が知りたくて解説本を手に取った初心者だとしたら、いちばん見たいと思うのは「本物」の見本だと思う。 ここでいう「本物」とは「見本のために作った見本ではない」ということ。「現実に使われているアウトライン」と言い換…