答えが出ないランダムノート

「答えが出ない」なんていうと、あまり良い状況ではないように思えるかもしれない。

最後まで答えが出ないまま進行して終わること、答えが出ていないにもかかわらず結果としては意外に悪くないということが、世の中にはけっこうある。

「答えを出さなければいけない」という思いのあまり、あるいは「答えというのはあるものだ」と信じるあまり、答えが出ないことに耐えられず、歩みを止めてしまうというような状況がある。

答えを手にしたように見える人は、実はどの方向にも転び得るというニュートラルな状態のまま進むうちに、答えは出ていないけれど何かしら見えるものがあって、それが答えに代わるものであることに気づいた人だったりする。