Diary

(a sense of) 全盛期

ある後輩からの質問:「自分の全盛期っていつだったと思いますか?」 なぜすでに全盛期を過ぎた前提なんだろうとは思うが(笑)。 じゃあ、この先に全盛期がやってくるのだろうかと考えると、あまり想像がつかない。「常に今が全盛期だぜ!」と強弁する気に…

知り合いでも何でもない

仕事用(ということにしている)ドトールで、いつも仲良く受験勉強していた高校生カップルが、この4月から無事に大学生カップルになった。 大学生になっても、ふたりはドトールでいっしょにテスト勉強をしたりレポートを書いたりしているので、今でも週に2…

「『Scrapbox情報整理術』出版記念セミナー」にゲスト参加しました

ちょっと遅くなってしまいましたが、8月26日(この前の日曜ですね)、以下のイベントにゲストとして参加してきました。 Scrapbox情報整理術出版記念セミナー こちらの記事でも紹介した倉下忠憲さんの『Scrapbox情報整理術』の出版記念イベント。 当日の様子…

資源でも装備品でもない

19時前に、DAYSのアウトラインに書き出したDOがすべて完了。 とっても気持ちがいい。 体調さえ万全ならば、自分にはこれくらいのポテンシャルがある。ついそんなふうに思ってしまうのは、残念ながら体調が毎日万全とは限らないからだ。 というか、一昨年に自…

ポットローストのアウトライン

実家で「焼き豚」と呼ばれていた料理が、どう考えても「焼き豚」ではないと指摘したのは妻だ。 それは祖母の得意料理で、後には母が引き継いだのだが、よく考えてみれば、たしかにそれは一般にイメージされる「焼き豚」ではない。 いちばん近いのは、おそら…

その場で考えるアウトライン:「捨てられない本」

週に1回、実家の片づけを手伝いに行っている。父が他界した後、母がひとりで住んでいる家だ。 モノが多すぎる、いらないものは捨てないと。心の底からそう思い、その結果母にもつい強く言ってしまう(そして落ち込む)。 この間は、大量の不要本をブックオフ…

『アウトライン・プロセッシングLIFE』出版しました

こちらでの告知が遅れてしまいましたが、新刊のお知らせです。 タイトルは『アウトライン・プロセッシングLIFE 〜アウトライナーで書く「生活」と「人生」』。KDPによるセルフ・パブリッシングです。 ランディングページはこちら Amazonの商品ページはこちら…

道具と方法論を持たなかった父の断片への敬意

父の遺品を整理していて、父が膨大な量の文章を書き残していたことを知る。 正確にいうと、文章というよりも文章の断片。書こうとした論文の原稿、書こうとした本の原稿、やろうとした翻訳の原稿、まとめようとした考察の原稿、その下書き、メモや覚え書き、…

他人のクリア

クリアでない人と話をする悲しさともどかしさと苛立ちについて。 今日こそは苛立たないと自分に言い聞かせながら出かける。でも、圧倒的にクリアでない人の前で、それは通用しない。 しかしもちろん、他人がクリアでないことに苛立つ権利なんかない。 他人が…

ホテル街

ある日の午後、某駅近くのラブホテル街を歩いていた(ときどき仕事をするカフェから駅へと向かう近道なのだ)。 前方のホテルから、20代前半くらいと思われる、特に派手でもなく地味でもない服装の女の人が出てきた。 慣れた感じでひとり、でもちょっと気配…

ノスタルジック

横浜駅のJRの切符売り場で30代くらいのカップル(夫婦なのかどうかはわからない)が、路線図をふたりで指さしながらああでもない、こうでもないと議論していた。 都内のどこかへ行くルートを検討しているようだった。 しばらくして結論が出たらしく、ふたり…

こたつを持たない猫たち

世界には二種類の猫がいる。こたつを持つ猫と、こたつを持たない猫だ。 寒い夜には、公園や街角の駐車場で出会う、こたつを持たない猫たちのことを思う。 キャットフードを持ってるわけでもない、寝床を提供するわけでもない通りすがりの者にも、呼べば大き…

引っ越してきました

10年続いた旧ブログ「Word Piece」からこちらに引っ越してきました。 2018年から暫定的にnoteに記事を投稿していましたが、今後はこちらが中心になります。 アウトライナーについての本などを書いています。 ブログの記事は旧ブログと変わらず雑多なピースで…