アウトライナーの一日、選択することと考えること

DAYSのアウトラインを開く。

DAYSには今日やることが書き出されている。昨日の夜、お風呂上がりにビールを飲みながら書いた。こういうのは気持ちよく書くのが大事。

今日は、このリストを上から順に実行していけばいい。とてもシンプル。

予定外のことが起これば(もちろん、起こる)、並び順を変える。次にやることが、いや、今やっていることが、常にいちばん上に来るようにする。

言葉を変えれば、DAYSはタスクリストではなく今やること、次に今やること、その次に今やること……のリストなのだ。

そしていちばん上には常に今やっていることがある。そうなるようにリストを入れ替えることで、後でもいい(と判断した)ことは下の方に落ちていく。

もちろんわたしたちは忙しいから、全部はやり切れない。下の方に落ちた項目は、手をつけずに終わる可能性が高い。

それでは、今日やらなければならない大事なことがリストの下の方に落ちてしまったら?

今やっていることを今やっているようにやり続けていたら、下の方の項目はできなくなる。もし今日やらなければならない大事なことが下に方にあるとしたら、今やること、その次に今やること……の判断が間違っているということだ。

ならば組み替える。今やっていることを中止して、今日やらなければならない大事なことの順番を引き上げて先にやればいい。簡単なことだ。

でも、その簡単なことが簡単じゃないことがある。

たとえば顧客からの急ぎの要請に対応しなければならない。そうするしかない。仕事だし。

ということは、今日やらなければならない大事なことはあきらめるということだ。時間には限りがあるから仕方がない。

いや、それは本当に大事なことなんだ。あきらめたくない。だからリストのいちばん上に引き上げる。先に、今やる。

代わりに顧客からの急ぎの要請は下に落ちる。

それが「選択する」ということだ。アウトライナーにサポートされたリストが、がそのことを教えてくれる。

あるいは、考える。

両立させる方法はないか。あるいは回避する方法はないか。

やり方を考える。手順を組み立てる。選択肢を検討する。交渉の仕方を考える。方針を決める。

考えることもまた、アウトライナーがサポートしてくれる。

選択することと考えること。

アウトライナーの中で、一日はこんなにシンプルだ。

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アウトライン・プロセッシングLIFE: アウトライナーで書く「生活」と「人生」