なんかいいこと言っとこう

多くの場合、いちばん他人にわかって欲しいことこそいちばん伝わらないことであって。

それは若い人にはもちろん、そうではなくなった人にとってもきついことだ。

他人が自分をわかっていないのと同じくらい自分もわかっていないということを踏まえて他人と接するしかない。

それでも分かろうとする努力は必要だし、伝えようとする努力も必要だ。

「なんかいいこと言っとこう」という意図で発せられる表層的な理解の言葉に傷つくことってありますね。

残念なことに、それはおそらく自分自身もやってきたことだ。

大人になってずいぶんたったら、そういうのは卒業しないと。