1
自分のしている仕事が「良い」かどうかは、自分がいちばんよくわかっている。
「良い」とわかっている仕事が他人から評価されるとは限らないし、そもそもその仕事が客観的な意味で本当に「良い」とも限らない。でも、自分の仕事が「良い」とわかっていること自体が重要なときがある。
2
心が萎える出来事が重なったり、不確実さのあまり人生を信頼できなかったり、あまりにもやることがたくさんありすぎて頭が飽和してしまったときには、今目の前にあることに集中すること。
皿洗いでも掃除でも料理でもデータ入力でも家族との会話でも移動のために乗っているバスの車窓でも何でもいい。目の前のことに集中し、それ以外考えないようにすること。一度に2つ以上のDOをアクティブにしないこと。
しばらくこれを意識していると、頭にかかった靄のような、しびれのようなものが晴れてクリアになってくることが多い。別にクリアになったからといって問題が解決したりはしないけれど、飽和したままの頭でいるよりずっといい。
3
言葉をそのまま受けとることはとても大事だ、という話を妻としていた。
裏を読んだり斜に構えたりせず、「あなたが好きだ」と言われたら言葉通り「この人は自分が好きなんだ」と受け止めること。「あなたのこういうところが良い」と言われたら言葉通り「自分のこういうところが良いんだ」と受け止めること。
もちろん、誰のどんな言葉でもというわけではない(パーソナルなセキュリティが破綻する)。
でも、大事な人(友人、恋人、パートナー、仲間、etc.)の言葉をそのまま受け取れないとしたら、それって本当に大事な人なのかという気はする。
大事な人の言葉をそのまま受け取った結果として傷ついたり後悔したりする可能性はある(きっとある)としても。
3.5
「カレーはルウの箱裏に書いてある通りに作るのが結局いちばんおいしい」説(言葉をそのまま受けとる)