告知が遅れてしまいましたが、新刊『書くためのアウトライン・プロセッシング』が発売されております。KDPによるセルフパブリッシングの電子書籍、Kindle Unlimited対象です。
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タイトル通り、『アウトライン・プロセッシング入門』、『アウトライン・プロセッシングLIFE』の続編ですが、間接的に『書くための名前のない技術』シリーズとの関連もタイトルに表現されているわけですね。
書くための(アウトライン・プロセッシングという)名前のある技術です。
テーマは、アウトライナーで「発想」を引き出して「文章」にすること。
これまでの本でも「アウトライナーで文章を書くこと」については書いてきたわけですが、本書では発想段階から文章の完成(手前)段階に至るもでの、これまで書いてこなかった細かくリアルな方法について徹底的に紹介しています。
本の概要、目次は以下で紹介しています。冒頭の一節が読めるようになっています(目次からリンクしています)。
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本書の大きな流れは以下のようになっています。
- Talk A「書くためのアウトライン・プロセッシング」前史
- Process 1「発想のタイムライン」から始める
- Process 2「発想のタイムライン」から「発想のアウトライン」へ
- Process 3「発想のアウトライン」から「文章のアウトライン」へ
- Process 4「文章のアウトライン」から「文章」へ
- Talk B「書くためのアウトライン・プロセッシング」外伝
ProcessがTalkでサンドイッチにされている形です。Talkというのは別に対談とかではなく「お話」です。
Talk Aは文章を書くこと、アウトライナーとの関わりに関する個人史です。主に文章をうまく書けなかった経験の自分語りなのですが、実はその「書けなさ」の中に「書くためのアウトライン・プロセッシング」のエッセンスが詰まっています。
Process 1からProcess 4は「書くためのアウトライン・プロセッシング」の実践的な解説です。題材は本書そのものです。
Talk Bは主にProcess部分で語り切れなかった「理屈」の部分です。実用性から離れているように見えて、実はそうでもないパートです。
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「題材は本書そのもの」という部分について。
Process1〜4では、本書ができていく過程のアウトライン・プロセッシングを解説しています。途中段階のアウトラインも、これでもかと言うほど公開しています。
その意味では究極の個別事例・個別ノウハウなのですが、Talk Bの中ではそれがなぜ有効なのかを、「文章」と「発想」の関係とともに説明する試みをしています(あくまでも「試み」としておきます)。
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今回は考え方にいろいろと「名前」をつけました。以下は出てくる「名前」の例です。
- 発想のタイムライン
- 発想のアウトライン
- 文章のアウトライン
- オープンエンドなシェイク
- クローズドエンドなシェイク
- ピース
アウトライン・プロセッシングに馴染んでいる人なら、名前だけでなんとなく想像がつくかもしれない(最後の「ピース」はそうでもないかな?)。でも、それをどのタイミングでどのように使うか。文章が長く複雑になるほど、そこが問題なわけです。
そしてそれが役に立つのは「長い」文章だけではありません。
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アウトライナーで文章を書くすべての人、そして複雑な考えを人に伝えたいすべての人に読んでいただけたらうれしいです。